【米国株のスピンオフ】保有株が一般口座に移されるので継続保有はやや面倒な展開に

株のお勉強
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こんにちは。

昨年11月に保有株PFE(ファイザー)による事業部門のスピンオフが発表されました。

保有株のスピンオフは初めての経験でしたので、スピンオフ後に自分の株取引にどのような影響があるか、実際に保有を続けて確認してみました。

その結果、スピンオフ銘柄は継続保有するとやや面倒だと感じる点がありましたので、次回からはスピンオフ前に売却しようと思っています。

今回はその経験を記事にしてみました。


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スピンオフとは

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そもそも、スピンオフってなんぞや??

スピンオフとは

~楽天証券より~

スピンオフとは、企業が事業部などの一部門を独立させて別の会社(子会社等)をつくることをいいます。

通常、スピンオフによってできた会社の株式は親会社の株主に付与されます。

私の場合、保有株ファイザーがスピンオフを発表したため、楽天証券より以下のようなメールが届きました。

今回のファイザーによるスピンオフは、特許切れ医薬品事業(アップジョン)のスピンオフと、スピンオフされた企業(アップジョン社)が別の企業(マイラン社)と合併して、新会社(ヴィアトリス社)を作るというものです。

なにやらややこしいのでまとめると以下です。

ファイザーのスピンオフまとめ

①ファイザーからアップジョンがスピンオフ。

「ファイザー」→「ファイザー」「アップジョン」

②スピンオフされたアップジョンがマイランと合併してヴィアトリスを設立。

「アップジョン」+「マイラン」→「ヴィアトリス」

私が保有するファイザー株がファイザーとヴィアトリスの2社の株に分割されるようです。


スピンオフによる保有株の変化

楽天証券のメールを見ると今回のファイザーのスピンオフでは、保有株式は以下のように扱われるとのことでした。

PFE 1株につき Upjhon Inc. 0.1247株が(追加で)付与される予定。

※お客様に付与される株数が1株未満の場合は、後日相当金額の入金を行う予定。

スピンオフされたUpjhon Inc.はマイラン(ティッカー:MYL)と合併予定。Upjhon Inc. 1株につき、合併後新会社Viatris Inc. 1株と交換予定。

文字だけだとよくわからないので図にまとめてみました。

赤字が今回のスピンオフにより私が保有することになる株式です。

ファイザー1株につき追加でアップジョン(ヴィアトリス)株が0.1247株付与されるということでしたので、実際にスピンオフされた後の保有数21株(NISA 4株、特定口座 17株)は以下のように変更になりました。

ファイザー保有株の変化

スピンオフ前 NISA 4株 特定口座 17株

↓↓↓↓↓↓

NISA分

特定口座分

なし。

一般口座分

NISA口座で保有するPFE株は引き続きNISA口座で保有

NISA分は変化がありませんでした。

NISA口座で保有するPFE株は継続してNISA口座で保有を続けられます

またNISA口座のPFE株から追加付与されるヴィアトリス株は、今回1株未満に該当するため、株としては払い出さず、追加付与株の相当金額が入金されています。

実際に口座を見てみると11月26日に米ドルが入金されています。


もし、NISA口座保有分で1株以上の追加付与される株があった場合はどうなるのでしょうか。

この取り扱いについて後日楽天証券に質問してみたところ、以下のように回答がありました。

楽天証券からの回答(NISAで保有するPFE株について)

・NISAで保有するPFE株は引き続きNISA口座で保有可能。

もしNISA口座のPFE株からヴィアトリス株が払い出される場合は一般口座に払い出し

・1株未満のヴィアトリス株は相当金額を口座に入金。

上記の通り、追加付与されるヴィアトリス株は一般口座に払い出されるようです。

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一般口座か…少し面倒ですね。


特定口座で保有するPFE株は全て一般口座に払い出し

また特定口座で保有していたPFE17株は、すべて一般口座に払い出されました。

これにより特定口座からPFE株が消えます


ここがポイントなのですが、スピンオフ前に私が「特定口座」で保有していたPFE株は特定口座から消えて、一般口座に移っているのです。

追加付与されるヴィアトリス株も一般口座に払い出されるし、なんで一般口座なんでしょうか?


このあたりは調べてみても証券会社による明確な回答は見つかりませんでした。

が、いろんな米国株投資家のブログを見ると、「税務上、特定口座での取り扱いができない場合に一般口座に払い出される」というルールがあるようです。

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スピンオフは税務上の扱いがややこしく、簡単に確定申告ができる特定口座の範疇を超えてしまうので、一般口座に払い出されるのですね。

一般口座に払い出される株式の平均取得価額は0円になる(実際は0円ではない)

一般口座に払い出された株式をよく見ると、平均取得価額が「0円」になっています。

もともと30ドル台で取得していたPFE株の取得単価ですが、一般口座に移ることで0円になるんですね。

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めちゃめちゃ得じゃん!

とは、勿論なりませんのでご注意ください。

これは資産状況確認画面においては0円で計算されているだけで、実際には取得価額は元々取得していた価格になります。

なので例えば一般口座に移ったPFE株を売却した場合は、確定申告の際に自ら取得価額を調べて損益を計算し、申告する必要が出てきます。

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うわあ…めちゃくちゃ面倒…

取得価額は表示してくれても良いような気がしますが、難しいんでしょうか?

スピンオフ銘柄の保有を続ける場合には確定申告を意識

上述の通り、スピンオフ後に割り当てられる株式はNISA口座で保有する株式以外は全て一般口座に払い出されます

特定口座で保有していた株も全て一般口座に払い出され、さらに取得価額が0円で表示されるため、もしスピンオフ後も継続して株式を保有する場合は、確定申告を意識する必要があります。

もし売却して利益が出る場合には、自分で利益を計算する必要がありますし、逆に損失が出る場合には損益通算のために損失額を計算する必要があります。

いずれにしてもスピンオフ銘柄の継続保有は確定申告を意識する必要がありそうです。


参考までに確定申告が必要となる場面を記載しておきます。

一般口座で確定申告が必要になるとき
  • 株式の売却により利益が出たとき(年間20万円以下の利益は申告対象外)
  • 株式の売却により損失が出たとき(譲渡損失の繰越控除を適用する場合)
  • 特定口座を開設していないユーザが一般口座で保有している株式から配当金が出たとき

上記のように一般口座で保有する株は何らかの取引が発生した場合には確定申告の必要が出てきます。

このため確定申告が面倒だと感じる方は、スピンオフが発表された銘柄はスピンオフされる前に一度売却して、スピンオフ後に再度買い付ける方が面倒が少なくなって良いですね。

まとめ

米国株のスピンオフは、保有株や追加付与される株が一般口座に払い出されるという点から、確定申告を意識する必要が出てきます。

私も試験的に継続保有したPFEは特定口座で保有するものが一般口座に払い出され、追加付与されたヴィアトリス株も一般口座に割り当てられました。

これにより、今後これらの株を売却する場合には、損益を計算して確定申告に反映させる必要が出てきました。

とても面倒ですよね…

今後はスピンオフが発表されたら、スピンオフされる前に売却して、スピンオフ後に改めて買い直しすよう検討したいと思います。

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