株のお勉強

【米国株のスピンオフ】保有株が一般口座に移されるので継続保有はやや面倒な展開に

2021年1月10日

こんにちは。

2020年11月に保有株PFE(ファイザー)による事業部門のスピンオフが発表されました。

保有株のスピンオフは初めての経験でしたので、

記事の内容

  • スピンオフとはどのようなアクションか。
  • スピンオフされると保有株はどのように変化するのか。

について調べてみました。

その結果、

結論

スピンオフを実施した銘柄は、NISA口座での保有分以外これまで保有していたものも含めて全て、一般口座に移されるのでやや面倒。

ということがわかったので、次回からはスピンオフ前に売却しようと思っています。

今回はその経験を記事にしてみました。

スピンオフとは

スピンオフってなんぞや?

スピンオフとは

企業がある事業部門を独立させて、新しく会社を設立すること。

元の会社との資本関係は継続することが多い。

私の場合、保有株ファイザーがスピンオフを発表したため、楽天証券より以下のようなメールが届きました。

今回のファイザーによるスピンオフは、

  • 特許切れ医薬品事業(アップジョン)のスピンオフ
  • スピンオフされた企業(アップジョン社)が別の企業(マイラン社)と合併
  • 新会社(ヴィアトリス社)を設立

なにやらややこしいので、図にまとめると以下です。

私が保有するファイザー株がファイザーとヴィアトリスの2社の株に分割されるようです。

スピンオフによる保有株の変化

楽天証券のメールを見ると今回のファイザーのスピンオフでは、保有株式は以下のように扱われるとのことでした。

PFE 1株につき Upjhon Inc. 0.1247株が(追加で)付与される予定。

※お客様に付与される株数が1株未満の場合は、後日相当金額の入金を行う予定。

スピンオフされたUpjhon Inc.はマイラン(ティッカー:MYL)と合併予定。Upjhon Inc. 1株につき、合併後新会社Viatris Inc. 1株と交換予定。

文字だけだとよくわからないので先ほどの図に保有株の変遷を追記してみました。

赤字が今回のスピンオフにより私が保有することになる株式です。

ファイザー1株につき追加でアップジョン(ヴィアトリス)株が0.1247株付与されるということでした。

実際にスピンオフされた後の保有数21株(NISA 4株、特定口座 17株)は以下のように変更になりました。

保有株(ファイザー株)の変化

【スピンオフ前】NISA口座 4株 特定口座 17株

↓↓↓↓

NISA口座

特定口座

保有株がなくなりました。→一般口座へ。

一般口座

NISA口座のPFE株は引き続きNISA口座で保有

NISA分は変化がありませんでした。

NISA口座で保有するPFE株は継続してNISA口座で保有を続けられます

またNISA口座のPFE株から追加付与されるヴィアトリス株は、今回1株未満に該当しました。このため、株としては払い出さず、追加付与株の相当金額が入金されています。

実際に口座を見てみると11月26日に米ドルが入金されています。

もし、NISA口座保有分で1株以上の追加付与される株があった場合はどうなるのでしょうか。

この取り扱いについて後日楽天証券に質問してみたところ、以下のように回答がありました。

楽天証券からの回答

  • NISAで保有するPFE株は引き続きNISA口座で保有可能
  • NISA口座のPFE株からヴィアトリス株が払い出される場合は一般口座に払い出し
  • 1株未満のヴィアトリス株は相当金額を口座に入金。

上記の通り、追加付与されるヴィアトリス株は一般口座に払い出されるようです。

一般口座か…少し面倒ですね。

特定口座のPFE株は全て一般口座に移る

また特定口座で保有していたPFE17株は、すべて一般口座に払い出されました

これにより特定口座からPFE株が消えます

ここがポイントなのですが、スピンオフ前に私が「特定口座」で保有していたPFE株は特定口座から消えて、一般口座に移っているのです。

追加付与されるヴィアトリス株も一般口座に払い出されるし、なんで一般口座なんでしょうか?

このあたりは調べてみても証券会社による明確な回答は見つかりませんでした。

が、いろんな米国株投資家のブログを見ると、「税務上、特定口座での取り扱いができない場合に一般口座に払い出される」というルールがあるようです。

スピンオフは税務上の扱いがややこしく、簡単に確定申告ができる特定口座の範疇を超えてしまうので、一般口座に払い出されるのですね。

一般口座に移る株式の平均取得価額は0ドルになる(実際は0ドルではない)

一般口座に払い出された株式をよく見ると、平均取得価額が「0ドル」になっています。

もともと30ドル台で取得していたPFE株の取得単価ですが、一般口座に移ることで0ドルになるんですね。

めちゃめちゃ得じゃん!

とは、勿論なりませんのでご注意ください。

これは資産状況確認画面においては0ドルで計算されているだけで、実際には取得価額は元々取得していた価格になります。

なので、

大事なこと

一般口座に移ったPFE株を売却した場合は、

  • 自ら取得価額を調べて
  • 損益を計算し
  • 確定申告をする

必要が出てきます。

うわあ…めちゃくちゃ面倒…

取得価額は表示してくれても良いような気がしますが、難しいんでしょうか?

この点を明らかにするために、楽天証券に「追加付与される株の取得価額がどうなるのか」確認したところ、

楽天証券からの回答

お近くの税務署へご確認ください。

とのことでした。

もう絶対にスピンオフ前に売る!面倒すぎる!

おわりに

スピンオフされた銘柄はNISA口座で保有するもの以外は全て一般口座に払い出されます

特定口座で保有していた株も全て一般口座に払い出されます。

このため、もしスピンオフ後も継続して株式を保有する場合は、確定申告を意識する必要があります。

さらに証券会社の資産状況確認画面においては、取得価額が0ドルで表示されます。

このため、スピンオフ後に売却して利益が出る場合には、自ら利益を計算する必要がありますし、逆に損失が出る場合には損益通算のために損失額を計算する必要があります。

スピンオフ銘柄の継続保有は確定申告を意識して、厳密な保有銘柄の管理が必要になりそうです。

とても面倒ですよね…

参考までに確定申告が必要となる場面を記載しておきます。

確定申告が必要な事例

  • 株式の売却により利益が出たとき(年間20万円以下の利益は申告対象外)
  • 株式の売却により損失が出たとき(譲渡損失の繰越控除を適用する場合)
  • 特定口座を開設していないユーザが一般口座で保有している株式から配当金が出たとき

一般口座の銘柄から出る配当金は特定口座を保有している場合に限り、確定申告不要です。

一般口座で保有する株から配当金が出ても確定申告不要

続きを見る

上記のように一般口座で保有する株は何らかの取引が発生した場合には確定申告の必要が出てきます。

このため確定申告が面倒だと感じる方は、スピンオフが発表された銘柄についてはスピンオフされる前に一度売却して、スピンオフ後に再度買い付ける方が面倒が少なくて良いですね。

ほかの配当ブログ・サラリーマン投資家ブログを探す場合は以下をクリック!

にほんブログ村 株ブログ 配当・配当金へ  にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ 
  • この記事を書いた人

ボンドA++

▶平成生まれ地方会社員▶配当金収入2020:月1万円▶配当金収入2021:年10万円超(現在)▶令和元年生まれの子(♂)持ち
▶2012年 外国為替スタート▶2013年 国内株式スタート▶2019年 米国株式スタート▶2020年 配当金が税引後月1万円を突破

-株のお勉強