2020年は新型コロナウイルスに埋め尽くされた1年になりました。世界の感染者数は8,000万人を超え、死者数も200万人に届く勢いです。
私の町でも感染者数が伸びており、かなり身近になってきたなと警戒感を強めているところです。
そんな社会情勢の中、株式市場も新型コロナウイルスの影響を色濃く受けました。私自身も一時は100万円近くの含み損を抱えた時期もあり、試練の1年となりました。
歴史的な1年となった2020年ですが、年も明けましたので、私の投資結果についてまとめたいと思います。
目次
【市況】新型コロナウイルスに翻弄された1年
まずは各指標の動きから見ていきます。
ダウ工業株価(2020年)
NASDAQ(2020年)
S&P500(2020年)
日経平均株価(2020年)
2020年の相場は新型コロナウイルスに翻弄された1年となりました。
2月末にコロナの世界蔓延が報道されると、日米含めた世界の株式市場が大きく下落しています。また3月に入ると、米国市場において強制的に市場を停止させる「サーキットブレーカー」が4度も発動されるなど、私たち投資家を震撼させました。
https://www.nomura.co.jp/terms/japan/sa/cercuitbraker.html
あまりの急激な株価下落に、耐え切れず株を手放した投資家も多かったようです。
しかし結果だけを見れば、この時点での株式売却は得策ではなかったですね。
どの指数も3月が最低価格となり、以降は順調に右肩上がり。12月にはそれぞれ史上最高値付近まで株価が回復しています。
新型コロナウイルスが終息したわけではないのに株価は最高値更新。こんなの予測できないですよね。
本当にこの1年は新型コロナウイルスに翻弄されました。
【運用資産計画進捗率】89.3%で終着
このような相場のもと、私の運用資産は計画値に対して89.3%で終着しました。10%以上も未達となり、少しハードルの高い目標だったようです。
2月の株価下落時に有り金を湯水のごとく突っ込んでいきましたので、単月で20%も進展しましたが、以降は株高と現金不足が重なってペースダウンとなりました。
下半期でも資金を突っ込みたい場面は幾度かあったのですが、現金不足から購入できなかったことがあり、現金管理の課題が露呈しました。
今年は自宅の引越しを控えていることもあるので、現金管理の課題と天秤にかけて、熟慮して目標値を設定したいと思います。
【全体ポートフォリオ】日本株が最も多いが、2021年はアメリカ・ETFが逆転する予想
投資全体のポートフォリオは、日本株がトップの30%で終わりました。
次いでETF25%、アメリカ株24%となっています。国内以外の株式で62%も占めており、年初と比較すると、海外勢が増えてきたなという印象です。
2020年は一般NISA口座をつみたてNISA口座に変更する予定なので、NISA口座で保有していた国内株は一部を残して配当金と相殺の上、損切りしようと思います。
これにより2021年はETF・アメリカ株が日本株を追い抜くと予想しています。年末が楽しみですね。
【国内株ポートフォリオ】失敗が多く反省点が見つかった1年
2020年の国内株は多くの失敗をしてきた1年でしたが、特にJTでの失敗(想定する金額まで待てなかったこと)と三菱ケミカルでの失敗(安易に国内高配当銘柄を購入したこと)の2点は大きな反省点でした。
JTは、高配当かつ株主優待がもらえるという点から早く買いたい衝動に駆られてしまい、想定する金額よりも高い金額で手をつけてしまいました。
その後株価は下落を続け、私が想定していた価格付近まで下落、そこから一転株価上昇しています。待っていれば今頃含み益銘柄だったのですが、今では私のポートフォリオで含み損の筆頭になっています。これは大失敗でした。
待つことの重要性とそのためのメンタルコントロールが重要だと痛感しています。
また、配当目的で購入した三菱ケミカルは購入直後にまさかの減配を発表し、株価が下落するわ配当が少なくなるわのダブルパンチでダメージが大きかったです。
この経験から実感したことは、米国銘柄と比較すると国内銘柄は配当に対する意識が低いということです。
今回のコロナショックにおいては、三菱ケミカルだけでなく国内高配当銘柄は軒並み減配または無配とする企業が多かったように見受けられます。
一方で米国銘柄はこのコロナ下においても、比較的減配する企業は少なく、中には配当を維持または増配するために、借入金を増やす企業もありました。
配当のために借入金を増やすことは一概に良いこととは言えませんが、国内銘柄との配当に対する意識の違いが如実に表れますね。
この経験から2021年以降は、国内株は累進配当系と優待目的の銘柄以外は配当金の利益と相殺して損切りしようと考えているところです。
【世界株ポートフォリオ】オイル系からタバコ銘柄&インフラ銘柄へ
世界株は年初から陣営が変わってきました。
年初はオイル系が上位を占めていたのですが、原油価格の下落とコロナショックのダブルパンチで大きく株価を毀損さたため、下落するオイル系は拾わず、高配当のタバコ銘柄や今後も安定的な配当が期待できそうなインフラ系を買い増してきました。
2021年は銘柄をもう少し減らそうと考えています。
【ETFポートフォリオ】SPYD、VYM、PFFが主力に
ETFはSPYDとVYM、PFFの3銘柄に絞ってきました。
これまで80年以上の歴史の中で平均利率5%超という好成績を残しているS&P500。それに連動する成績を目指すSPYDが私のポートフォリオの主軸です。
そこに株価は高いですが、それでもキャピタルとインカムの両取りが期待できるVYM、毎月配当という精神安定剤のPFFの2つをサテライトとして2021年もETF中心に購入を進めていきたいと考えています。
なお、12月末時点の保有数量はそれぞれ以下となっています。
まとめ
2020年は新型コロナウイルスにより、投資家人生で初めてのショックを経験しました。
これにより一時は約100万円の含み損を抱えるという恐怖も体験しましたが、その中でも勇気を持って(無謀に?)株を買い進めることができたという事実は今後の投資人生においてもプラスに働いてくれると思っています。
ただ、下半期は現金不足から買いたいのに買えないという事態が発生しましたので、株価下落時の現金管理は今後意識する必要がありますね。
また国内株においては、自分の気持ちを抑えきれなかった点や安易に国内高配当銘柄を購入した点が反省点として挙げられます。今後の運用に生かしていきます。
2021年は昨年の反省点を生かしながら、徐々に資産を増やしていきたいと思います。