銘柄分析

【銘柄/高配当・連続増配(37年)】AT&T(T)-通信業界の世界チャンピオン

2020年3月23日

AT&Tは通信業界の世界チャンピオン

会社名:AT&T Inc.(ティッカー:T)

設立年:1983年

業 種:Communication Services(yahoo!financeのセクター区分)

特 性:高配当、連続増配(37年)、ディフェンシブ

利回り:6.42%(2021年5月現在)

AT&Tは「American Telephone and Telegraph」の略で、現在ではこの名前が会社名になっています。事業領域はCommunication Serviceで、ご存知の通り業界最大手かつ世界チャンピオンです。

売上高は1,700億ドル、日本円にしておよそ18兆円になります。日本の業界最大手NTTは、1,070億ドル(およそ11.6兆円)で世界4位となっています。


AT&Tの事業は多角化しつつあり、祖業である固定電話や携帯電話、インターネット接続に加えて、2018年にタイム・ワーナー(CNNなどを傘下)を買収して獲得した番組制作や映画の配給などのコンテンツ事業にものりだしています。


以下その事業売上の割合です。

Communicationセグメントが約8割と祖業に強みがあります。さらにその内訳をみると、Mobility事業が最も割合が高く(5割以上)、売上全体で見てもその割合は40%以上と、Mobility事業がAT&Tの屋台骨となっています。

そのMobilityの加入者数は2020年に1.8億加入を突破しました。

AT&T annual report 2020 より

アメリカの人口がおよそ3.3億人なので、二人にひとりはAT&TのMobilityサービスを契約している計算になりますね。


今後は5Gの進展により、有線事業からモバイル事業への遷移が加速するものと考えられていますので、通信業界の世界王者であるAT&Tの取り組みには注目しないといけないですね。


【株価】ディフェンシブな動きもコロナショックで絶好の買い場

Yahoo! Finance より

値動きはそれほど大きくなく、この20年は20〜40ドルのレンジ内に収まっています。流石ディフェンシブ銘柄という印象を抱かせます。

今回のコロナショックでは38ドルから26ドルへと12ドル程度の下落となっていますが、大きな下落を見せたエネルギー業界と比較すると下落幅は限定的でした。

むしろ、この小幅な下落でもここ20年では絶好の買い場到来という状況なので、私は積極的に株の購入を進めています。


ボンドA++
ボンドA++

業績が芳しくないので、コロナショックからの戻りはほかの銘柄にかなり遅れを取っているようです。良くも悪くもディフェンシブ銘柄です。

【配当】37年連続増配中

AT&Tの魅力の一つは連続増配年数です。

Dividend.comより

現在、37年連続増配中、数々の下落局面で増配を続けてきています。2020年も赤字決算ながら増配していますので、配当性向がマイナスになっています。


しかし、下記のようにAT&T CEOのコメントにもある通り、引き続き増配していく意思はあるものと想定されます。

AT&T CEOコメント
AT&T annual report 2019 より

(2019年annual reportより)私が入社して以来、36年間続けてきたようにAT&Tは四半期配当の増加を継続させます。


今回のコロナショックでは自社株買いを停止、その影響で多少の落ち込みは見られると思いますが、増配を控えるほどの打撃は受けていない印象なので、これからも増配を続けてくれると期待しています


【売上】順調に増加


2019年はWarnerMedia事業が大幅に売り上げを伸ばして、売上高が過去最高を記録。2020年はコロナショックの影響を受けて下落していますが、長期的に見れば売上は順調に増加という感じです。


また上述ですが、AT&Tは通信業界の売上ランキングで世界一位です。Fortune.comで公開されている売上ランキングを掲載しておきます。

1位 (米)AT&T 1,700億ドル

2位 (米)ベライゾン 1,300億ドル

3位 (中)チャイナモバイル 1,120億ドル

4位 (日)日本電信電話 1,070億ドル

5位 (米)コムキャスト 945億ドル

Fortune Global 500 より

ライバルはベライゾン。もともとAT&Tから解体された地域電話会社同士の合併で大きくなった会社です。

アメリカでは長らくこの2社が通信業界の2強となっています。


【キャッシュフロー】安定した稼ぐ力

AT&Tは通信事業を祖業としていることから、景気に左右されにくく、安定したキャッシュフローが期待できます。

2015年は有料放送のディレクTV買収、2018年はタイム・ワーナー(現ワーナー・メディア)の買収などにより投資CFが大きくマイナスになっています。

通信事業からコンテンツ事業にのりだし、事業の多角化を目指していることがわかりますね。


【資産】良好な資本環境

資本環境は良好。特に自己資本比率は30%以上をキープしており、安定的な経営をしています。

ビジネスモデルが先行投資型である関係上、設備投資のために借入金が必要となりますが、経営を圧迫するほどの借入は見られず、堅実的な経営と判断できそうです。

すでにインフラ化しているビジネスかつストック型の収入基盤があることからも、よほどのことがない限り経営難にはなりそうにないですね。


まとめ

AT&Tは通信事業の世界チャンピオンで、37年連続増配中の高配当銘柄です。

現在は事業の多角化を進め、より安定的な経営を目指しています。


事業の根幹はMobility事業で、全体売上の約40%を占めます。すでにインフラ化しており、ストック型のビジネスモデルであることから、今後も継続してMobility事業が主役であり続けることと思います。

株価もまだコロナショックから完全に戻りきっていませんので今がチャンスと思って買い進めて行こうと思います。

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▶平成生まれ地方会社員▶配当金収入2020:月1万円▶配当金収入2021:年10万円超(現在)▶令和元年生まれの子(♂)持ち
▶2012年 外国為替スタート▶2013年 国内株式スタート▶2019年 米国株式スタート▶2020年 配当金が税引後月1万円を突破

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