今回は保有銘柄であるイオンモールについて分析します。
イオンモールの概要

イオンモール株式会社ホームページより https://www.aeonmall.com/
会社名:イオンモール株式会社
設立年:1911年
業 種:不動産業
配当利回り:2.29%
株主優待:ギフトカードまたはカタログギフトまたはカーボンオフセット
イオンモールの歴史は意外にも1911年まで遡ります。
これは1911年に設立された岐阜繭糸株式会社をのちにジャスコ(現イオン)が買収していることに起因しています。
1992年にイオンモールつがる柏店をオープンさせ、本格的にモール事業を開始、現在では国内165店舗、海外28店舗の合計193店舗を持つ国内最大級の商業施設ディベロッパーとなっています。
【売上】右肩上がり

右肩上がりで伸びていってます。
特に近年は中国・ASEANでブランド力の向上を目的に近場に複数のモールを出店するドミナント戦略で知名度が向上、売上が伸びています。
現在、中国には17モール、ASEANには7モール出店中で、2020年は中国で増床を、ASEANではインドネシアに4号店となるショッピングモールを出店予定となっています。
【配当】株主優待と合わせれば良

2018年は1株38円まで上昇してきていますが、現在の配当利回りは2.29%とあまり高い水準ではありません。
ただ、イオンモールの魅力のひとつである株主優待とセットにすると、合計利回りは4%近くにまで上昇し高利回り銘柄の仲間入りです。
【株主優待】魅力的
イオンモールの株主優待は100株以上保有から対象で、例えば100株保有すると3,000円分相当のイオンギフトカードまたはカタログギフトが貰えるので、配当金3,800円と合算すると3.89%の利回りに上昇します。
配当と優待、2つの楽しみがある銘柄ですね。
【キャッシュフロー】今後に期待

イオンモールのような業態はどうしても投資活動によるキャッシュフローのマイナスが大きくなりがちです。
今後これが営業活動によるキャッシュフローで回収できれば良いのですが、今のままだと少し時間がかかりそうですね。
そのため、借入額も徐々に増えていっています。
国内市場はシュリンクしていく一方なので、今後は中国・ASEANでの稼ぎに期待するしかないですね。
【資産】増加傾向

不動産業なので当然のグラフです。
負債の割合は一定水準で推移しているため、新規出店に際しては無理のない出店を心掛けていることが窺えます。
お金がないのに無理して借入を増やして首が回らなくなるのは、不動産の業態では最もやってはいけないことですからね。
しかし、近年は少し負債の割合が増えてきている気がします。アジア圏での出店を急ぎたいのでしょうか。
まとめ
イオンモールは配当利回りこそ平凡ではありますが、株主優待とセットにすると魅力的な株になります。
今後、中国・ASEANエリアでのモール出店が事業継続のカギとなっており、現在は順調に推移してきていますので、アジア圏の購買意欲が減少しない限りはもう少し伸びていく銘柄でしょうか。
近隣にイオンがあり、頻繁に通う方にとってはポートフォリオに組み込んでも良い銘柄だと思います。