【銘柄/連続増配(45年)】アーチャー・ ダニエルズ・ミッドランド(ADM)-世界四大穀物メジャーNo.2

銘柄分析
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今回は保有銘柄であるアーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)を見ていきます。

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ADMは世界の穀物流通を担う穀物メジャーNo.2

会社名:Archer Daniels Midland Co.

設立年:1902年

業 種:Consumer Defensive(yahoo! financeのセクター区分)

銘柄特性:高配当、連続増配(45年)

配当利回り:2.60%(2021年3月)

アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)は世界四大穀物メジャーのうちの一社です。

ちなみに四大穀物メジャーは、ABCDで称され、以下の企業と言われています。

「A」アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM)

「B」ブンゲ(BG)

「C」カーギル(未上場)

「D」ドレフュス(未上場)

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覚えやすいですね。

そのうち売上高No.1はカーギル、No.2が今回ご紹介するADM、No.3はブンゲで以下の記事で紹介しています。

上場企業はADMとブンゲの2社で、穀物メジャーに投資するならADMかブンゲのどちらかになります。


穀物メジャーの四社は大豆、小麦、トウモロコシなど主要穀物の世界流通の大半を握っており、どの企業も大きな影響力を持っています。

世界の人口が増えれば増えるほど、その人々に穀物を届けるADMの役割が重要となってきます。

つまり、世界の人口が増えている現在は、まだまだADMは成長市場にいるということですね。


ただ、穀物は農作物なので天候リスクや地政学リスクに業績が左右されやすいです。

ADMのアニュアルレポートにも以下の記載があります。

The availability and prices of the agricultural commodities and agricultural commodity products the Company procures, transports, stores, processes, and merchandises can be affected by weather conditions, disease, government programs,
competition, and various other factors beyond the Company’s control and could adversely affect the Company’s operating
results.

当社が調達、輸送、貯蔵、加工、商品化する農産物や農業加工品の価格や調達のし易さは天候や災害、政府の方針、競争など当社がコントロールできる範囲を超えた様々な要因により左右され、当社の業績に悪影響を与える可能性があります。

「良い年もあれば悪い年もある」その波が大きいのがこの業界に属する企業の特徴です。


【株価】コロナショックをバネに過去最高を更新

Yahoo!financeより

コロナ前は46ドルだった株価は、コロナショックにより一時28ドル台にまで下落(▲37%)しました。

しかし、リーマンショック時の大きな下落(▲73%)と比較するとディフェンシブに動いてくれましたね。

そしてその下落をバネに大きく反発、現在は57ドル台にまで上昇して、株価は過去最高を更新しています。


【売上】外部要因で不安定も600億ドルをキープ

※見切れる場合は横にスクロールしてください。


売上は上下しています。

冒頭で説明した通り、気候という外部要因の影響を受けやすく、安定しにくいビジネスではありますが、13年連続で売上600億ドル(約6.5兆円)オーバーの巨大企業です。

日本で言えば、東京電力やセブン&アイと同規模です。


セグメント別利益はメイン事業が6割を占める

セグメント別の利益を見ると、ほとんどを「Ag Services and Oilseeds(2019年に新設。Origination事業とOilseeds事業が統合)」が占めています。

Ag Services and Oilseeds

 食物の貯蔵や輸送に関する事業

Carbohydrate Solusions

 トウモロコシや小麦に関する事業(でんぷんやブドウ糖を含む)

Nutrision

 食事や健康に関する事業


【配当】45年連続増配

※見切れる場合は横にスクロールしてください。


売上の上下とは対照的に、配当金は安定しています。45年連続増配という記録はとても目立ちますね。

配当性向も40%台とまだ余力はありそうです。


【キャッシュフロー】外部要因が大きく安定さに欠ける

※見切れる場合は横にスクロールしてください。


天候や災害などに左右されるため不安定になりがちです。

ただ直近5年のキャッシュフローが異様な形をしています。


気になったので調べてみると、2017年の決算書では以下のようになっており、2018年の決算書で修正されたものであるとわかります。

各項目を見比べてみると、

2017年営業CF
2018年営業CF
2017年投資CF
2018年投資CF

営業CFの「Deferred consideration in securitized receivables(証券化債権の繰延対価)」と投資CFの「Proceeds from retained interest in securitized receivables(証券化債権に対する持分からの収益)」、「Investments in retained interest in securitized receivables(証券化債権への持分への投資)」が深く影響していることがわかります。


これは営業CFとして分類していた項目を投資CFに分類し直したためとの記載がありました。

こちらの細かい所は今後勉強するとして、深刻に心配する必要はなさそうです。


【資産】余裕を感じられる

資産はここ数年大きな変動がありません。

自己資本比率においては45%と余裕を感じられる状況です。


資産の中で多額になっているのが、生産設備や棚卸資産ですが、食物の加工・貯蔵を行う会社であり、その原材料を所持・保管しているので、当然の内容です。


まとめ

ADMは世界の穀物流通を担う穀物メジャーで、首位カーギルに次ぎ、第2位の売上高となります。

45年連続増配中という点が特筆ポイントで、毎年配当金が楽しみになる企業です。


足元の業績は好調とは言えず、天候などの外部要因に業績が左右されるという懸念もあります。

しかし、世界人口の増加を背景にした成長市場にいるという点から想像するには、まだまだ増配記録を伸ばしてくれると期待できる銘柄ではないでしょうか。


配当利回りは2%台と他の銘柄に見劣りしますが、続く増配記録とコロナショックでディフェンシブに働いたという点も踏まえて、ポートフォリオに組み込んでも面白い銘柄だと思います。

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