今回は保有銘柄であるジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)を分析します。
ジョンソン&ジョンソンはバンドエイドの会社で、医療用医薬品売上世界4位

会社名:Johnson & Johnson
業種:Health Care(医療関連)
配当利回り:2.76%
銘柄特性:ディフェンシブ、連続増配
ジョンソン・エンド・ジョンソン(以下、JNJと記載します。)はアメリカのニュージャージー州に本社を置く、グローバル製薬メーカーです。
医療用医薬品の売上高では世界4位に位置しています。
※医療用医薬品売上高のランキング詳細はGSKの分析に記載しています。
JNJはなんといっても57年連続増配中という配当王であることが最大の特徴です。
それでいて不景気に強いディフェンシブ銘柄であることから、多くの投資家から支持を得ています。
2009年リーマンショック時には69ドル/株から52ドル/株まで下落していますが、金融関連株に比較すると下落幅は小幅でした。(ゴールドマンサックスは株価が1/3にまでなっています。)
JNJでポピュラーな製品といえば、バンドエイドですよね。
私も昔から知らず知らずのうちに使用していました。JNJはそれだけ身近な商品を販売している企業です。
それでは分析に移ります。
【売上】逆境も2年で跳ね除け、強さがある

順調を絵に描いたようなグラフですね。
リーマンショックが起きた2009年には20億ドルの売上減がありましたが、それも2年で元に戻り、どんどん売上を伸ばしていってます。
2015年も為替変動が不利に働き、リーマンショック時以上の売上減がありましたが、それも跳ね除け2年で元通り。
強さを感じます。
【配当】57年連続増配中が最大の魅力

さすが57年連続増配している企業です。配当金額は右肩上がりで次の配当が楽しみになるグラフですね。
配当性向も60%弱とまずまずで、今後も連続増配は続きそうです。
【キャッシュフロー】安定している

営業CFがしっかりしているので、安心して見られます。
グラクソ・スミスクラインと比較すると営業キャッシュフローの安定感が全然違うのがわかりますね。
↓グラクソ・スミスクラインのキャッシュフロー

【資産】自己資本もしっかり

資産に対する負債の割合もまずまずで、自己資本比率でみると2018年では40%弱になっており比較的安定しています。
一般的に自己資本比率が70%以上が理想とされており、40%以上なら倒産しにくい企業と言われています。
同業種では医療用医薬品売上世界1位のファイザーが39%、日本トップの武田薬品工業も37%と同水準になっています。
今後も安定的な経営が期待できそうですね。
まとめ
ジョンソン・エンド・ジョンソンは、配当利回りが2.76%と一般的に高配当と言われる企業よりは、効率が悪いです。
しかし、経営環境の観点で見るとキャッシュフローや資産等、安定的な経営環境にある企業と言えます。
また57年連続増配という実績から配当狙いの投資家からすると1株でも持っておきたい銘柄だと思います。
以下、参考記事です。
カーシェアを使えば、JNJが年間20万円分買えるかもしれません。
